佐賀大学美術館では、よくわからないモノにツッコミを入れて楽しみを見出す博覧会「第4回 なんでそんなんエキスポ 佐賀」を開催いたします。
「なんでそんなん」は、お笑いでいうところの「ツッコミ」の言葉です。他者の突飛とも思える行動をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに受け入れ「ツッコミ」を入れる。ツッコミによって、多様な人の営みをおおらかに受け入れ「楽しむ」能力を高めます。想像を超える現実を前にユーモアを持ってツッコミを入れることのできる「なんでそんなんの発見者」。本展はそんな発見者たちの暖かい眼差しによって見出された「なんでそんなん」が集まる博覧会です(4回目の巡回展)。
関連イベントとして、文化・芸術・学術分野の審査員を招聘し、ホームページよりご投稿いただいた事例の中から「なんでそんなん大賞」を選考するコンクールも開催いたします。
あなたが見つけた「なんでそんなん」をぜひご投稿ください。
【なんでそんなんプロジェクト】
人の行為から生まれる「よくわからないもの」を断絶し、排除するのではなく、または、「無理にわかり合おうとするのでもなく」、想像力を駆使して「分からなさを楽しむこと」。「なんでそんなん」な行為や痕跡に注目するだけでなく、「なんでそんなん」を見つける「発見者」の育成をすることで生きやすい社会を目指します。多様な見方を考える「オンラインセミナー事業」などを実施。 「 ぬか つくるとこ」が 2020 年度より初めたプロジェクト。
「ぬかつくるとこ」は生活のケアを柱として、アートを活用した自分らしい生活をおくることのできる生活介護事業所です。正面から捉えるとひるんでしまうことも、ちょっと角度を変えてみれば、だれも気付けなかった価値が生まれたりする。そういった価値や個々の魅力が「ぬか漬け」のように時間をかけてゆっくりと発酵し、社会へと広がって行くことを願って 運営しています 。
https://nuca.jp/
関連イベント
①第6回なんでそんなん大賞
応募期間:2025年8月1日(金)~11月15日(土)発表:2025年11月23日(日)※結果はホームページ又はSNSにて公表します
対象:全ての人を対象にします(年齢・性別・国籍・障害の有無などは問いません)
参加費:無料・投稿回数無制限同じ名義で何度でもご投稿いただけます
賞品:大賞米1俵(60㎏)、審査員賞各審査員セレクトの品
審査員:松村圭一郎(文化人類学者)、レオナルド・バルトロメウス(YCAMキュレーター)、花田伸一(キュレーター、佐賀大学芸術地域デザイン学部教授)、藤井るみ子(劇団AFRICA団長)、柳沢秀行(公益財団法人大原芸術財団シニアアドバイザー)
司会:滝沢達史(美術家)
②なんでそんなんノンクロン
日時:2025年11月23日(日)13時~15時
会場:佐賀大学美術館集合
参加費:無料
登壇者:松村圭一郎、レオナルド・バルトロメウス、花田伸一、藤井るみ子、柳沢秀行、滝沢達史
③ツッコミツアーズ
日時:2025年11月2日(日)13時30分~14 時 30 分
会場:佐賀大学美術館
講師:滝沢達史、中野厚志(ぬかつくるとこ代表、なんでそんなんプロジェクト主宰)