私たちは一人では生きられない社会的な動物です。私たちはお互いに気持ちや考えを伝え、受け止めあいながら生活を送っています。そのときに私たちは文字や言葉、記号などを通して情報をやり取りしますが、そもそも他人と気持ちや考えが通じるとはどのようなことでしょうか。情報が正確に伝わることは常に望ましいことでしょうか。芸術の世界では「美しい誤解」という言葉もあります。いったい誤解の何が美しいのでしょうか。
このたびの壱岐のアートプロジェクトでは、現代アート、バンド・デシネ(漫画)、書などを通じて「ことばのかたち」を探りながら、その起源や豊かさをともに体験できるような機会としたく思います。
本プロジェクトは2018年度よりスタートした「長崎しまの芸術祭」の一環として行われるもので、各離島地域の実行委員会が主体となり、国内外のアーティストが地元の方や来場者と交流しながら展示・ワークショップなど多彩な文化芸術活動に取り組みます。
【カトリーヌ・ムリス+ヴァンサン・フランソワ展】
フランス出身のバンド・デシネ(漫画)作家が壱岐滞在を経て制作した新作を展示します。二人は壱岐のどのようなところに注目したのでしょうか。
会場:壱岐市立一支国博物館3F多目的交流室(長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515-1)
会期:2020年1月1日(水祝)~1月16日(木)
時間:8:45~17:30(入館は17:00まで)
休館:1/6(月)、1/14(火)
入場無料 駐車場:普通車98台+障がい者用3台
【グウ・ナカヤマ展】
漢字のもととなる象形文字のような要素に着目し、書でもあり絵画でもあるような作品。ことばのかたちの原点に触れてください。
会場:小金丸幾久記念館2F アートギャラリー(長崎県壱岐市郷ノ浦町本村触445)
会期:2019年12月23日(月)~2020年1月19日(日)
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館:水曜、年末年始[12/29(日)~1/5(日)]
入場無料 駐車場:普通車100台+障がい者用2台
【寺江圭一朗アートプロジェクト「ケーマゲヒンマゲ」】
作家が壱岐島に滞在し、歴史や文化を掘り起こしながらアート活動を展開します。その軌跡はサイトにて日々更新されます。さぁ、右記サイトにアクセスしながら壱岐島へ!
作家滞在期間:2019年12月12日(木)~2020年1月16日(木)
関連イベント
「アーティストトーク」
本展参加アーティスト3人による自作の紹介および対談を行います。今回3人はどのような視点から創作に取り組んだのでしょうか?
会場:壱岐市立一支国博物館 多目的ホール(定員180名、参加無料)
会期:2020年1月13日(月祝)14:00~16:00
講師:ヴァンサン・ルフランソワ、寺江圭一朗、グウ・ナカヤマ
司会:花田伸一(キュレーター/本展企画協力・監修)
スタンプラリー
3会場をすべてご覧になった方には記念品プレゼント!
【交通案内】
◆小金丸幾久記念館2F アートギャラリー
・郷ノ浦港から車で3分/徒歩10分
・壱岐空港から車で15分/芦辺港から車で20分/印通寺港から車で10分
・最寄りバス停「本町(郷ノ浦)」「亀川」
◆壱岐市立一支国博物館3F多目的交流室
・芦辺港から車で約20分
・最寄りバス停「一支国博物館」
◆寺江圭一朗アートプロジェクト「ケーマゲヒンマゲ」(壱岐島内)
・プロジェクト関連場所への行き方は公式WEBサイト(上記)でご案内します