蜂という共通テーマで出逢った、唐津の彫金作家「中嶋朋子さん」と唐津の養蜂家「吉森康隆さん」との、美しくて美味しい企画展です。

蜂や蜂の巣をモチーフに制作している美しい銀の装身具は、20年以上前に彼女が発表したシリーズ。その作りに吉森ご夫妻が感心されたのがご縁で、それからずっと夢だったジュエリーと蜂蜜のコラボ展が、ついに今回実現しました。蜂が作り出すハニカム構造は、軽量でありながら強度が高く、機能美とデザイン性はシンプルでありながらも美しい。会場では指輪やペンダント、イヤリングやブレスレットなど、約80点の作品が展示されます。

中２階にて、養蜂家 吉森康隆さん「 吉森養蜂場の蜂蜜展 」　同時開催

七山浮岳のふもとで自ら「みつばちの森」作りをしながら、自然に寄り添う暮らしをしている吉森さんの、養蜂道具や蜂蜜の効能についてなどの展示と、実際の天然蜂蜜を販売します。

日本は戦後政策で地域性の無視された、成長の早い杉ばかりに植替えられた不自然な山々が多く、蜜蜂達がもっと安心して住める森が増えれば、花木の花粉を運んで多様な植物が育ち、雨が山の栄養を海へと届けて海洋環境も豊かにしてくれる。そんな自然の循環が養蜂家の方々によって育まれている事や、自然が創り出す生命の美しさや尊さなど、今回の企画展を通して皆様に感じ取っていただけると幸いです。