長崎県出身のプロダクトデザイナー・清水久和(1964-)。その作品は、私たちの共通認識や記憶にゆさぶりをかけ、日々の生活に発見や喜びをもたらす力に溢れています。本展では、長崎県美術館、作家、企業等が所蔵する、清水のこれまでの代表作(家具、家電、日用品など)を展示します。また、日常の取るに足りない物の魅力に光を当てるデザインリサーチ活動「愛のバッドデザイン」や新しい3Dデザイン手法「コンティニュアスデザイン」といった、デザインの根底にある独自の思考や手法等についてもご紹介します。
《作家メッセージ》
私は、立体物のデザインを行うプロダクトデザイナーです。故郷の長崎で展覧会を行う機会をいただき、30年余りの代表作を一堂に展示します。キヤノン時代にデザインしたデジタルカメラ「IXY」や長崎県美術館所蔵の「チューチューシャンデリア」など、量産品から一点物のデザインまでの幅広い作品群は、長崎のみなさんが楽しめる展覧会になります。長崎で生まれ育ち、幼少の頃の記憶を大切にする私が作った作品たちです。長崎の人たちが楽しめないはずはありません。私たちの日常にある物たちも、色んな面白いものがあるんだな。と、感じていただけたら幸いです。
関連企画
⒈レクチャー「清水久和のデザイン」(コレクション・イン・フォーカス第 6 回)
日時|10 月 17 日(日)11:00~11:40
ゲスト|清水久和(S&O DESIGN) 聞き手|川口佳子(長崎県美術館 学芸員)
※本レクチャーは、オンラインでの開催です。長崎県美術館公式 youtube チャンネルをご覧ください。
⒉ワークショップ開催予定!!
ワークショップの内容、開催日時等の詳細は、決まりしだい長崎県美術館のウェブサイトにて
お知らせいたします。