冨永ボンド展オンライン2020
〜仮想のボンドアート〜
ボンドバ

こんにちは。木工用ボンドで絵を描く世界唯一の画家、冨永ボンドです。 この度は、私のオンライン個展にアクセスして頂き誠にありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方、並びにご家族の方々に謹んでお悔やみ申し上げます。また、罹患された方々へは快復を願い心よりお見舞い申し上げます。そして、感染拡大防止に日々ご尽力くださる医療従事者の皆様に於かれましては深謝申し上げます。

さて、一年に一度、夏季に開催している冨永ボンド展は、今年で4年目を迎えました。日頃からご支援ご声援をくださる皆様方、スポンサーの企業様のおかげです。衷心からの感謝を申し上げます。

今年は、自身初のオンラインでの個展「仮想のボンドアート」と題し準備を進めて参りました。今だからこそ出来ることがある、今だからこそ創れる作品がある、という強い思いで、最新のIT技術を模索し、自宅に居ても皆様にアートを楽しんで頂けるような企画立案に知恵を絞りました。2ヶ月という少し長めの開催期間ではありますが、会期中の更新も頻度高く準備しておりますので、どうぞ最後までお楽しみ頂ければ幸いです。

実は、本来ならば、今年の個展テーマは「オリンピックと情熱の炎」になる予定でした。私は5月11日に聖火ランナーとして地域の代表という大役を務めさせて頂く予定でしたので、オリンピックは大変楽しみにしていましたが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で延期となり、開催は未だ不透明のままです。まさか…….半年の短期間で全世界中がこんなことになるなんて…….誰も予想していなかったことです。今もその困難な状況は続いており、先行き不安な日々を過ごされている方も多いでしょう。私も皆様と同じ想いでおります。

私は、こう思います。いくら考えても、SNSで何を言っても、未来のことは誰にもわからない。社会が元に戻っても、時代が先に進んでも、どちらになってもいいように、今は準備をする時だと。

たとえ会えなくなったとしても、人と人、人と作品の対面価値が下がることは絶対にありません。バーチャル体験がリアルの体験に勝ることはないからです。このまま時代が進めば、むしろ逆に、リアルな実体験はプレミアム化します。体験を生業とする我々が今すべきことは、仮想から現実へつなぐ(接着する)ための準備を進め、プレミアムな実体験の質を高めることに力を注ぐことです。もし社会が元に戻っても、困難な状況で情熱を注いだものは、未来にきっと役立つはずです。決して無駄なことではありません。

welcome メッセージ

そして、私たち作家には、いま、この時代にこそ作るべき作品があって、いま、この時代にしか作れない作品があります。時代を描写することで新たな作品を生み出す力があるからです。例えどんな時代になってもです。作品、商品、プロセス、言葉、その全てが、もし皆さんの元気やヤル気につながったり、日々の生活を彩る楽しみの一つになることが出来れば、それが私たちが作品を創り続ける理由となり、力の源になります。

この動画は、自粛期間中に制作した動画作品です。ボンドアート作品群第6章の概念に基づき、見えない敵に決して屈さない「人の輪」の力強さを描写しました。撮影、編集、楽曲制作、ペイント、全て一人で行いました。初めてのことで大変な作業でしたが、これは紛れもなく今だからこそ作れた作品です。まだご覧になられていない方は、ぜひご視聴頂けると幸いでございます。

さいごに。本展は、あくまでも、現実(リアル)につなぐ(ボンド)ための仮想(バーチャル)です。また皆様にお会いできる日を楽しみにして、今は画面越しのライブを続けさせて頂きます。くれぐれも体調にはご留意の上、素敵な”芸術の秋”を健やかにお過ごしくださいませ。

■毎月第4日曜の「ボンドバ開放日」

※今月のボンドバの開放日は10月18日(日)です。
https://www.bondgraphics.com/studio

参加アーティスト
■冨永ボンド
世界で唯一、木工用ボンドを使って描く画家。現代アーティスト。パリの画廊所属。福岡県福岡市出身、佐賀県多久市在住。創作テーマは、つなぐ(接着する)。アート・医療・地域・世界をつなぐ作家活動を通して、画を描く作業の大切さをより多くの人へ伝えることが作家活動の目的。抽象的な画のモチーフは全て人間。黒く輝く立体的なアウトラインと多色彩を併せ持つマチエールが特徴の通称「ボンドアート(登録商標)」と呼ばれる独自の画法は、2014年ニューヨークで開催された世界最大級のアートフェス「ART EXPO NEW YORK 2014」、2016年パリのルーブル美術館で開催された「Art shopping」で高く評価され、ニューヨークでは「Micheal Mariaud Gallery」と、パリでは「ART DIGITAL STUDIO」と作家契約を交わした。医療の分野では、認知症・精神障がい・発達障がい・知的障がい・自閉症等の病院や就労支援施設等に出張し、オリジナルのプログラム「ボンドアートセラピー体験会」を開催(年間約50回)。作業療法に関する研究等にも協力し、医療福祉系大学と連携して学会発表も行っている。臨床美術士の肩書も持ち、アート創作が人の脳や心に与える影響やアートと医療をつなぐことが何故人にとって良いことであるのか、そのエビデンスを模索中。2014年、佐賀県多久市に移住し、広さ約140坪の巨大なアトリエ「Art studio ボンドバ」を創設。スタジオ内には、120種を超えるオリジナルのプロダクト商品を販売するブティックのほか、BARカウンター・ラウンジスペース・DJブース・巨大ギャラリー・創作スペースのアトリエを設け、誰もが気軽にアートと音楽を楽しむことができる"他には無い"まちづくりの拠点となっている。多久市ウォールアートプロジェクトの主宰者として、全国まちづくりサミット2018で活動実績を発表。県内外問わず、地域で開催される数々のまちづくり講演会にもゲストスピーカーとして登壇した。2015年からは、ラジオパーソナリティーとして冠番組がスタート。現在は、RKBラジオ福岡、NBCラジオ佐賀長崎の2局に2番組を手掛ける。夢は世界一影響力のある画家となり、日本の精神医療福祉の分野を支援すること。キーフレーズは「アートに失敗はない!」
開催情報
日程
時間
24時間
会場
ボンドバ 

 846-0002 佐賀県多久市北多久町小侍703-21

料金
無料
主催
サガテレビ 事業企画部
ボンドグラフィックス
Webサイト
https://www.sagatv.co.jp/nx/arts/bond/
お問い合わせ
サガテレビ 事業企画部
0952–23–9112
受付時間/平日9:30~17:30
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