父、秀島達朗が逝去して12年の歳月が流れました。
生前、絵の好きだった父は、きびしい会社の仕事の合間にをぬって、スケッチしたり、絵筆を握ったりしておりました。
それは、およそ趣味という範囲を超えた情熱だったように思われます。そうして遺された絵の種類は、油絵から水墨画まで多岐にわたりますが、それらをまとめた「秀島達朗展」を生前から今日まで、ただの一度も開いて来なかったことを悔いる思いがが勃然と浮かんでまいりました。
そんな折、たまたま村岡屋ギャラリー様とのご縁をいただき、「回顧展」開催を思い立った次第です。
これを機に、みなさまのご高覧を賜わりましたら、これにすぐる幸せはございません。
秀島弘恭