平和祈念展示資料館(東京)では、戦争体験者の労苦を伝える活動のひとつとして他館との交流事業を行っています。この度は、大刀洗平和記念館と連携し展示会を開催します。
戦争が終結したにもかかわらず、シベリアをはじめとする旧ソ連やモンゴルの極寒の地に抑留され、乏しい食糧と劣悪な生活環境の中、過酷な強制労働に従事させられた「戦後強制抑留者」は約57万5千人におよびます。そのうち約5万5千人が栄養失調や伝染病などで命を落としました。
本交流展では平和祈念展示資料館が所蔵する戦後強制抑留を伝えるモノ資料と、抑留体験者が自身の体験に基づいて描いたマンガ作品を交差させながら紹介します。