タータン 伝統と革新のデザイン
久留米市美術館

日本では「タータン・チェック」として広く親しまれているタータン。その普遍的なデザインはマフラーやスカートなどの衣装からインテリアや小物まで日常のあらゆるところで目にすることができます。

タータンの起源は中央ヨーロッパに住んでいたとされるケルト人にまでさかのぼります。スコットランドの北西部、ハイランド地方に定住したケルト人は、タータンと呼ばれる織物を日常着としていました。そこからタータンは英国の中で特異な運命をたどり、18世紀にはハイランドの男性に対して着用が禁止されます。しかしハイランド文化復興の動きによって数十年後にその禁令が解かれると、スコットランドないしは英国を象徴する文化として再び脚光を浴びるようになりました。

本展では、一般にはあまりなじみのない様々なタータン生地約100種により、その多彩で洗練されたデザインをお楽しみいただきます。また19世紀にエディンバラで活躍した風刺画家ジョン・ケイの版画、現在活躍中のファッションデザイナーによる衣装、タータンと日本の関わりを示す資料など総数約270点を通じて、その歴史や社会的、文化的背景をご紹介し、様々な視点からタータンが持つ意味や魅力をさぐります。

写真:Royal Stewart (Modern) ロイヤル・ステュワート(モダン)

参加アーティスト
〇ワークショップ「リボンでつくるタータン風ブローチ 紙でつくるタータンチャーム」
色とりどりのリボンや紙を使って、タータン風ブローチとタータンチャームを作ります。
【日時】10月19日(土)11:00 ~ 15:00
【会場】本館1階多目的ル−ム
【参加費】100円(展覧会半券1枚で1回無料)
【協力】神戸ファッション美術館、岩手県立美術館

〇ワークショップ「スコットランド製タータン生地でつくる くるみボタンブローチ」
スコットランド製のタータン生地を使って、くるみボタンのブローチを作ります。
【日時】10月20日(日)11:00 ~ 15:00
【会場】本館1階多目的ル−ム
【参加費】200円(展覧会半券1枚で1回無料)
【協力】神戸ファッション美術館、岩手県立美術館
開催情報
日程
時間
10:00 ~ 17:00 (入館は16:30まで)
備考
休館日:月曜日 (ただし祝日・振替休日の場合は開館)
会場
久留米市美術館 

 839-0862 福岡県福岡県久留米市野中町1015

料金
【一般】 1,000円(800円)
【シニア】700円(500円)
【大学生】500円(300円)
【高校生以下】無料
※( )内は団体料金(15名以上)
※シニアは65歳以上
※障害者の方は手帳をご提示いただきますと、ご本人と介護者1名が一般個人料金の半額となります。
主催
久留米市美術館、朝日新聞社、TVQ九州放送
Webサイト
https://www.ishibashi-bunka.jp/kcam/
お問い合わせ
TEL: 0942-39-1131     ※要確認
 情報訂正のご連絡