10月30日(日)まで。「加茂賢一 作品展」、目と心に訴えるアート。

唐津市のギャラリー RAKUで加茂賢一さんの作品展が開催されています。皮膚、羽根、体毛などサインペンで細密に描かれていて、つい見入ってしまいます。加茂さんといえば点や線で描くイメージが強いですが、それ以外の新たな表現も駆使されているので、ぜひ会場を訪れて発見してください。

個人的に特に魅力を感じるのが、動物たちの目! 見る側に強く訴えかけるような迫力があり、それでいて親しみを感じさせます。描いている加茂さんの心境とリンクしたタイトルが冠されており、どれも印象的かつユニークなので、その点も楽しめます。

なお、下の写真の右側、キャンバスに描かれた作品はサインペンでなくアクリル絵の具が主に用いられています。

親類の残した写真をもとに、加茂さんが描き続けているのが僧侶の絵。戦争中に撮影された写真は白黒なので、加茂さんが色をイメージしています。流れるような衣服のライン、ひだの重なる様子にご注目を。ひとりひとりの表情も味わい深いですね。

市街地にたたずむギャラリーは風情があります。ぜひ会期中に訪れてください。

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