「多久市ウォールアートプロジェクト」で、インパクト抜群の作品がお目見えです。スナックmahalo(多久市北多久町大字小侍704-5)の壁が、夕暮れの風景になりましたよ! ハワイ語の「mahalo」(『ありがとう』『尊敬する』といった意味)を店名に選んだことでわかるように、ハワイなど南国イメージが大好きなオーナー。その意を汲んでウォールアートを制作したMAIT(マイティ)さんにお話をうかがいました。
多久市ウォールアートプロジェクトの詳細はこちら→https://wallart-project.com/
沖縄県の久米島在住のMAIT(マイティ)さん。夕暮れ時が好き、プルメリアの花が好き、紫が好き、……というオーナーの希望をもとにイメージを膨らませました。久米島の風景も頭の中にあったといいます。「ここまでビビッドに描いたのは初めて」とご本人が語るとおり、とびきり印象的な作品ができあがりました。
特に注目してほしい点は、黄色やオレンジ色の蛍光塗料を使った夕日。小さく描かれているのに存在感があります。ブラックライト(《「不可視光線」の意》長波長の紫外線を発する蛍光ランプ。/デジタル大辞泉より引用)が当たると夕日そのもの光を放つように見えるそうです。外に設置されている棚の上にカクテルが乗っているように見せる茶目っ気もすてきです。
モチーフとしては動物を好んでおり、毛並みの微細な表現が得意なMAITさんですが、壁画制作のオーダーに応じて経験を積むうちに人物画や風景画も上達したといいます。
壁画を描く際はスプレーを使用します。もともと、壁画制作ではペンキを用いていました。他のアーティストと協働で壁画を制作する際、ペンキかスプレーかで意見が分かれ、じゃんけんに負けたのがスプレーに挑戦したきっかけ。それ以来、大きな作品はスプレー、小さな作品はペンキと使い分けています。
大きな作品を描く醍醐味は、からだ全体をつかって描くため動きがダイナミックになり、ストレス発散できることだそうです。スポーツをやる楽しさに似ているのだとか。
多久の印象を尋ねると「ごはんがおいしい」と、はつらつとした笑顔が返ってきました。取材当日はスナックmahaloの向かいにある「アムール1971」さんで昼食をとることを楽しみにしておられました。
スナックmahaloオーナーが「想像以上」と絶賛した壁画をぜひ見に来てください!
MAITさんのことをもっと知りたいかたは、ぜひインスタグラムをチェックしてくださいね。
https://www.instagram.com/mait327/
多久市ウォールアートプロジェクトはpotariのこちらのレポートでも紹介していますよ!