長崎県美術館で鑑賞教育×平和教育プラットフォーム「PEACE」の運用が始まりました

***長崎県美術館から、教育普及・生涯学習事業に関してお知らせいただきました。以下、その内容を転載いたします。***

長崎県美術館は、開館当初より対話を伴う鑑賞活動に取り組んでいます。自身の考えを整理して伝え合う鑑賞は自他理解、さらには平和教育と結びつくのではないかと考え、2021 年度より平和教育に寄与する鑑賞教育プログラムの開発プロジェクトを開始しました。そしてこのたび、これまで現場の先生方と協働してつくり上げてきた数々の授業案や鑑賞ツールをまとめたプラットフォーム「PEACE」を製作し、4 月 1 日(月)より運用を開始します。

■「PEACE(Peace Education through Art Content Explorer)」とは
当館の所蔵作家 5 組の作品を対象とした授業案や関連資料、作品の高精細画像にインターネット上でアクセスできるプラットフォームです。保育園から大学まで様々な教育現場の先生が利用できます。(※利用は要申込。「PEACE」内に利用申込フォームあり。)
「鑑賞・授業用ページ」では、各作品の高精細画像を掲載しており、指導者用 PC や児童生徒の端末から直接アクセスして作品の細部まで鑑賞することができます。「指導者用ページ」では、ピックアップ作品の授業案の詳細、授業・鑑賞をサポートする関連資料・作品、そして実際に学校現場で活用いただいた事例や先生からのコメントなどを紹介しています。

【鑑賞・授業用ページ】
各作品の高精細画像をご覧いただけます。児童生徒が自身の端末から直接アクセスして作品画像を鑑賞することもできます。

【指導者用ページ】
鑑賞ツール(作品の高精細画像・授業案)や鑑賞ツールの活用事例レポート、作家・作品の関連資料などを公開しています。

〈当館所蔵作家 5 組の作品・授業案〉
①丸木位里・俊《母子像 長崎の図》1985 年
▶授業案「五感をひらく作品鑑賞」
②池野清《鳩笛たち》1959 年、他 4 点
▶授業案「作品から想像を広げよう」
③エドゥアルド・アロージョ《ハエの楽園、あるいはヴァルター・ベンヤミンのポル・ボウでの最期》1999 年
▶授業案「モチーフから想像する作品の世界と作者の思い」
▶授業案「鑑賞で広がる世界とわたし ~『今』をつなげる美術のいとなみ~」
④舟越保武《原の城》1971 年
▶授業案「彫刻作品にみるキリシタンの歴史」
⑤東松照明 《「山口仙ニさん」長崎市平野町 長崎原爆資料館》1998 年、他 14 点
▶授業案「写真から生まれるストーリー~戦後の長崎をつむぐ~」

鑑賞教育×平和教育プラットフォーム「PEACE」は、文化庁「令和5年度innovate MUSEUM事業」に採択された「学校とミュージアムの共創―平和教育と鑑賞プログラムの開発・活用」プロジェクトにて製作・公開しました。
本プロジェクトや「PEACE」の詳細はガイドブックに掲載しております。
ガイドブックも「PEACE」内で公開しておりますので、こちらもぜひご覧ください。

「PEACE」は当館ウェブサイトよりご覧いただけます。
https://tool.npam-edu.jp