多くのアニメの背景を手がけた美術監督、椋尾篁(むくお・たかむら)(1938-1992)の初の回顧展が、彼の出身地・長崎県佐世保市で開催されます。
現在、展覧会開催準備の資金をあつめるため、MotionGalleryでクラウドファンディングが実施中です。期限は2026年2月27日、目標金額は150万円です。
アニメ『銀河鉄道999』『幻魔大戦』の美術監督 #椋尾篁(むくお・たかむら)の回顧展を故郷の長崎で! – クラウドファンディングのMotionGallery
椋尾篁(むくお・たかむら)について
クラウドファンディングのサイトから紹介します。
椋尾篁は、1970年代から90年代にかけて、美術監督としてアニメーション表現の飛躍的な進化に大きく貢献した人物です。
1938年1月1日、長崎県の現・佐世保市三川内(みかわち)地区生まれ。父はその地域の歴史ある焼きもの「三川内焼」の絵付師でした。絵画に囲まれた家庭で育ち、高校卒業後大手印刷会社に就職したものの、絵描きになる夢を追い武蔵野美術学校(武蔵野美術大学の前身)へ入学。油絵を学びます。
そして大学卒業後、1963年に放送が始まった国産初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の背景を描いたことをきっかけに、アニメーションの世界で活動を本格的にスタートさせました。
椋尾篁(1938-1992)
1992年に54歳で亡くなる短い生涯の中で、 高畑勲(1935-2018)やりんたろう(1941-)など日本を代表する監督とともに、映画やテレビシリーズで多様なアニメの背景美術を手がけました。
彼の功績は歴史に埋もれてしまっていますが、実は、椋尾篁の最初の作品集が出版されたのは45年前の1981年。 美術監督として作品集が出版されるのは初めてのことでした。今でこそ、男鹿和雄(1952-)や山本二三(1953-2023)に代表されるように、背景美術に特化した展覧会や画集がつくられることは珍しくありませんが、かつては監督や作画監督に比べて美術監督が注目されることは稀だったのです。
また、雑誌「アニメージュ」主催のアニメグランプリ美術部門では、第1回目の1979年から5年連続で読者による人気投票第1位を獲得。同誌で美術監督として初めて特集が組まれるなど、高い評価を受けていました。
開催を応援するには?
背景美術の巨匠の地元で開催される展覧会ですが、自主企画のため開催準備資金が足りていないとのこと。
クラウドファンディングの支援者には、展覧会チケットやオンライン・ツアーなど、さまざまなリターンが用意されています。佐世保にゆかりのある方だけでなく、アニメーションが好きな方に展覧会の開催に向けて支援してみてはいかがでしょうか。
個人だけでなく、企業や団体のスポンサーも探しているそうなので、開催支援に関心のある方は企画者までご連絡ください。
アニメ『銀河鉄道999』『幻魔大戦』の美術監督 #椋尾篁(むくお・たかむら)の回顧展を故郷の長崎で! – クラウドファンディングのMotionGallery
関連動画
『銀河鉄道999』などの監督りんたろうさんのインタビューです。
2026年1月7日、zoomウェビナーで実施したオンライントークが、2026年2月28日までアーカイブ配信されています。
銀河鉄道999 オンライントークイベント
「アニメ背景美術×原作マンガのクロストーク」
登壇者: 表 智之[銀河鉄道999 50周年プロジェクト「松本零士展 創作の旅路」監修者]
明貫紘子[MUKUO Takamura Projectリーダー]

