現在ARTS ITOYAで滞在制作中3名のアーティストによる展覧会を開催いたします。
21日17時よりアーティストトークを行います。
~アーティスト紹介~
シルヴィア・フセックは、ブラジルのサンパウロを拠点に活動する写真家である。過去3年間、「Fragments of Nepal」というドキュメンタリーシリーズと「To live is to die」という実験的写真シリーズに取り組んでいる。「To live is to die “は、彼女の肉体的な老化について語るシリーズで、自撮りしたポートレートをプリントし、凍結、燃焼、縫製、錆などの技術やジェスチャーを混ぜたハイブリッド写真を使っている。
ハイブリッド写真は、シルヴィアが自分の感性を表現するために見つけた方法であり、観客との対話を構築しようとするものである。
~作品について~
タイトル RESPIRE 呼吸
このシリーズは、私が武雄の森で体験した幸福感からインスピレーションを得たものです。森の雰囲気を吸収する練習は「森林浴」と呼ばれ、魂と身体のための治療法のようなものです。
草木、鳥、石、蜘蛛の中を歩きながら、自分の五感をフルに使って森と対話するのです。自分の呼吸が聞こえ、自分の魂が自然を通して希釈されるような、見るよりも先に起こる壮大な感覚を味わうことができるのです。
このインスタレーションは、来場者にイメージの中を歩くような体験を提供することを目的としており、その主題の純粋な真実に到達することはできないのです。