このたび、佐賀市大和町のギャラリーnikoにて、森謙介氏による個展「森謙介個展 -その3-」を開催いたします。
森氏は学生時代に油絵を始め、会社員として働きながら約15年にわたり絵を描き続けてきました。2010年、2019年に続く本展は、3度目の個展となります。
花、空、電柱など、日常の風景を描いた作品は、見る人の自由な解釈に委ねられており、「この絵、なんだか懐かしい」「空が少し寂しく見える」といった感想を伺う時間が、森氏にとって何よりの喜びだと語られています。
今回の展示では、油彩画を中心に、季節の花を描いたパステル画の連作、鉛筆画、水彩画も少数展示予定です。メイン作品は「電柱の絵」(油彩・F10号)。空を複雑に分断する架空線の表情が見どころです。
本業では土木技師として、橋の調査・診断・補修設計に携わり、技術士(建設部門)、コンクリート診断士、土木鋼構造診断士などの資格を活かして日々現場と向き合う森氏。仕事と絵の両立から生まれた、静かな熱を感じる展示となっております。ぜひギャラリーnikoにてご覧ください。

