ごあいさつ
昭和51年(1976年)秋、金子剛先生の鬼丸アトリエで生まれた「黄美会」による展覧会「黄美展」が50回目の開催を迎えます。昭和・平成・和の三つの時代を「ものづくり」でつながり続けた価値ある取り組みと自負します。
歴史を紐解けば、孤高のアーティスト:中林悟竹や無頼の天才画家:青木繁をルーツに持つ小城の芸術活動。そして、小城高校の美術教育には青木繁の理解者であった平島信や佐賀の洋画界の巨星:石本秀雄、加えて兵動健吾をはじめとする多くの先人たちが関わり続けてきました。
「黄美会と黄美展」は佐賀県立小城高等学校でそのDNAを受け継ぐ金子剛先生に指導を受けた生徒達が50年以上も続けているような部活動と言えるのでしょう。
年のはじめに多くの方々にご来場いただきたいと願っております。

