昭和・平成・令和を通じて、
世代やジェンダーを超えて、
国境や言語も越えて広く共感を集める
江口寿史50周年を前にした大展覧会!
ナンセンスなギャグマンガからハイセンスなイラストレーションまで──微かな表情や小さな仕草までを見逃さない観察眼でいのちを吹き込まれたキャラクターたち、精緻な描線と卓越した構図が織りなす人物画は、ポップなファッションや趣味、都会的なライフスタイルをリアルに描き込むことで〈いま〉を生きる現代人のポートレートとして高く評価されています。
今回は大型キャンバス作品や過去に描かれた漫画作品など総数500点超を一堂に展覧。
とくに日本のシティポップ音楽や1980年代の若者文化が欧米やアジア各国でも人気を博しリバイバル・ブームの広がるいま、福岡アジア美術館で開催する本展では、日本のマンガ文化から生まれた江口のポップの表現を、アジアの中のポップ・カルチャーの起点のひとつとしてとらえ、その魅力と実力に迫ります。
【江口寿史(えぐち・ひさし)プロフィール】
江口寿史 EGUCHI HISASHI 漫画家、イラストレーター
1956年3月熊本県水俣市生まれ。1970年千葉県野田市に転居。千葉県立柏高等学校卒業。
1977年、「週刊少年ジャンプ」にて『恐るべき子どもたち』(月例賞入選)、『8時半の決闘』(赤塚賞準入選)で漫画家デビュー。
代表作に『すすめ!!パイレーツ』『ストップ!!ひばりくん!』『「エイジ」』『キャラ者』など。
80年代から雑誌、小説単行本、レコードやCDジャケットイラスト、広告イラストなども数多く手がけ、リアルタイムのファッションやカルチャーを反映したポップな作風は、世代を超えて支持され続けている。
展覧会は「KING OF POP」(2015-17年・川崎市市民ミュージアムなど8会場)、「彼女」(2018-23年・金沢21世紀美術館など8会場)、「RECORD」(2022年・渋谷、大阪ほか)、「NO MANNER」(2023年・カイカイキキギャラリー)、「東京彼女」(2023年・東京ミッドタウン日比谷)、「TOKYO ARTE POP」(2023年・イタリア文化会館)、「江口寿史展ノット・コンプリーテッド」(2023-24年・世田谷文学館)など。近著に「KING OF POP」(玄光社)、「step」「RECORD」「step2」(河出書房新社)、「彼女」(集英社インターナショナル)、「江口寿史扉絵大全集」(小学館)などの画集がある。
関連イベント
ライブドローイング
作家による公開制作。大きなキャンバスに作品が出来上がる様子をご覧いただけます。
参加無料、混雑時は入場・観覧時間の制限あり
日時:2024年11月9日(土)、11月10日(日)各日10:30-15:30
ライブスケッチ
音楽のようにあふれ出す線のダンス!
公募モデルを初見・ボールペン一発描きでとらえるライブパフォーマンス。ただの似顔絵ではない、江口流の観察力とテクニックをお楽しみください。原画はモデルに進呈、コピーを会場に展示します。
上記ライブスケッチの様子を観覧ご希望の方は本展観覧券または半券をお持ちの上、直接会場にお越しください。観覧は自由(申込不要、混雑時はお待ちいただくことがあります)
日時:2024年11月23日(土・祝)10:30-16:45
ライブトーク
講演会テーマ「深堀り・江口寿史」
漫画家としての江口寿史、イラストレーターとしての江口寿史。この両面を参加者のみなさんと一緒に深堀りします!
日時:2024年12月14日(土)14:00-15:30(開場13:30)
サイン会
期間中の4日間、江口氏が来場し直筆のサインをプレゼントします。
期間中、会場内特設ショップにて江口展グッズ3,000円(税込)以上を購入の方へ、サイン会応募券をお渡しいたします。
応募期間中に、サイン会応募券記載の専用フォームにてエントリーいただいた方から、先着でサイン会にご招待!
日時:2024年11月24日(日)、12月15日(日)、2025年1月11日(土)、1月12日(日)11:00~16:45(変更の可能性がございます)
11:00/13:00/14:00/15:00/16:00 各回30人(1セット45分間で終了予定)
予定のため、変更する場合がございますのであらかじめご了承ください