今年の夏を最後に取り壊しが決定している芸術地域デザイン学部3号館。旧体育棟として知られるこの建物は昨年末、芸術地域デザイン学部主催の「発生の場」における展示会場としても利用され、数多くの表現活動を支え見守ってきた。
そこで今回、取り壊しが決まったこの「3号館」という建物を最後に活用しようとする芸術地域デザイン学部生、院生の有志が集まり、作品や表現活動に触れていただくための新しい表現の場としてこの場所を再構築するアートプロジェクトが発足した。
建物内の5つの部屋の他、階段、廊下、外壁など3号館すべてのスペースに別れ、30名を超えるアーティストが長期にわたり、各週ごとに展示を変えていく。4ヶ月にわたる壮大なプロジェクトではあるが多くの方と共に「3号館」という建物の最後を新鮮な気持ちで感じていけたらと思う。