近年、人気を博している日本刀。佐賀の刀といえば、江戸時代に製作された肥前刀が有名です。鍋島家お抱えの名工・忠吉(ただよし)らの作刀は、堅実な造りで当時から高く評価されていました。
佐賀県における刀剣史の見どころは、江戸時代の肥前刀だけにとどまりません。弥生時代や古墳時代に目を向ければ、青銅製、鉄製の刀剣が多数発掘されています。また、佐賀県下には忠吉の他にも多くの刀工がいたことや、現在も刀工が作刀活動をしていることは、あまり知られていません。
本展覧会は、弥生時代から現代まで2000年以上に及ぶ佐賀県の刀剣史を、県内の名品、館蔵の優品とともに一望するものです。これまで、ほとんど展示されることのなかった奉納刀剣類や現代刀など、多種多様な佐賀県ゆかりの刀剣が時代を超えて集結します。ぜひ御観覧ください。
(1)担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)
【日時】4月29日(木・祝) 10時30分~、13時30分~
6月6日(日) 10時30分~、13時30分~
【場所】佐賀県立博物館3号展示室
(2)博物館・美術館セミナー「悠久の佐賀刀剣史、2000年の旅」
【日時】5月15日(土) 13時30分~15時
【会場】佐賀県立美術館2階 画廊
【講師】佐賀県立博物館学芸員 阿部大地
佐賀県文化課文化財保護室主事 土井翔平
(3)第45回 あらかしコンサート
【日時】5月21日(金) 18時30分~19時30分(開場18時)
【演奏】箏の演奏
【出演者】坂口千代子、浅山美由紀、西山巳智子
【会場】佐賀県立博物館アラカシ広場(雨天時は佐賀県立美術館ホール)
【参加料】無料、事前申込み不要、ただし定員先着100名(雨天時は先着200名)