平成25年の開館以来、佐賀大学美術館は、本学の美術教員をはじめ佐賀にゆかりのある作家達の芸術作品を収集し、現在は90点以上の作品を収蔵しています。開館当初より飛躍的に収蔵品が増加した今、当館のコレクションを恒常的に学生をはじめ、地域の方々に一般公開し、佐賀や佐賀大学における美術の様相を紹介します。
第2期では引き続き令和2年度、新たに当館に収蔵された村岡平蔵の寄贈作品を公開します。
村岡平蔵(1912-1995)は佐賀県小城市に生まれ、中学までを小城で過ごした後上京、洋画家 中村研一に師事し、東京美術学校(現 東京芸術大学)へ進学、日展、光風展を中心に活躍した洋画家です。明るい色彩や軽やかな筆致の作風をもって、特に女性の美しさを追求した女性像を得意としました。
本展覧会では、新収蔵品7点と一期より入れ替えました所蔵品3点、他2点を展示いたします。村岡平蔵の柔らかで優しい表現、絵画の魅力を感じていただければ幸いです。