二〇二〇年春に襲った新型コロナウイルスは様々な人の生活を大きく変えました。その中で大学生たちは「オンライン授業」中心の生活を強いられ、仲間たちと切磋琢磨し制作する状況は困難となり、自宅制作が中心となったため、大作を描くことが難しくなりました。
展覧会開催も困難な状況で、この一年過ごしてきた学生がこのやり場のない状況下の中で「展覧会を開きたい」旨の申し出がありました。この展覧会は「学生自身が学生生活の一端」を取り戻し、各々の個性を認め、企画運営することの大切さを再認識する展覧会となっています。是非ご高覧いただければ幸いです。
芸術地域デザイン学部 小木曽 誠