En-bug room は、美術の展覧会です。
”もしも、この世界がゲームのような誰かに作られたモノだったら” この空想はさまざまな根拠を持って我々の想像を膨らませてくれますが、その真相は一般的には定かではありません。そこにはボタンひとつで私たちの世界が消滅してしまうかもしれないゾッとするような驚異である事と、実際のところ私たちの生活に大きな影響が及びはしない空虚感が両存しています。
さて、話は変わってゲーム等の制作時においてプログラミングの中に潜むバグ(不具合)を洗い出し消去する ”デバッグ de-bug” という作業があります。
デバッグでは通常のプレイではありえないような必要以上の操作まで行い、それでもバグが発生しないか試みる事があります。
唐突ですが、この操作と美術家達が行う表現活動は似ているように見えました。
展示空間とは非日常な空間で、本編のストーリーやルールとは関係しないデバッグルームのような実験的なもの。
その中で時に社会や世界といったプログラミングの狭間に潜むバグを時に探しているのです。
しかし、消去は目的とせず、むしろ積極的に出現させようとしている明確な相違点もあります。
この世界が誰かに作られたものだとしても、 ”美しさ” は私達のものでしょうか。
現れるかも知れぬバグは私達のゲーム/日常を根本的に崩壊させる事もあれば、より一層面白みを増幅させることもあるでしょう。
参加アーティスト
石丸圭汰
石原雅也
江頭南有
坂田空
石原雅也
江頭南有
坂田空
開催情報
- 日程
- –
- 時間
- 13:00~20:00 会期中無休
- 会場
- エスプラッツ前 エポック21
840-0826 佐賀県佐賀市白山2丁目7−1
- 料金
- 無料
- 主催
- En-bug room 実行委員会
- 注意事項
- ※Googleマップにて示している場所は「エスプラッツ」ですが、会場「エポック21」はエスプラッツ、白山商店街側入り口の方にあります。
※駐車場はありません。お近くのコインパーキングをご利用ください。
- お問い合わせ
- 石丸圭汰(企画)
TEL:080-4276-6127