本展は、アートを通じた出会いと交流、そして制作活動の支援を目的に、制作・
発表を続けるアーティストや、アートを積極的に生活の中に取り入れて活動している
人・団体に焦点をあて、個展形式で紹介する展覧会です。
宮崎県在住・出身者を対象に、本年度は、書の技術と絵画的な感性が融合した作品
およびパフォーマンスで、主に国外で活躍している書家の美帆、作家活動を始めて
2年目でありながら精力的に個展を行い、ワイヤー・布・毛糸などを用いた立体作品
に独自の世界観を込めるトンガリチーハ、20代~70代の男女8名が知的・身体的
など個々人の違いを背景に、道具、サポートの度合いを探りながら、それぞれの進み方
で表現活動を行うあわいや、イラストレーターとして“芸術=エンターテインメント”
を掲げて、観る人を楽しませる池田和宏の4つの展示を同時開催いたします。
同時に、市民が気軽にアートに親しむことのできる場を設け、アーティスト同士や
来場者など、人と人を繋ぐ機会を提供することを目的に、展示作家を講師としたワーク
ショップやパフォーマンスイベント、そして私たちの生活の中にあるアートやそれに
気軽に触れる機会として『マルシェ*アートとライフ(3月10日(日))』も開催し
ます。
多種多様な方法や表現によって生み出されるアート作品に、ジャンルを問わず幅広く触れていただく企画展です。
【4人の作家/団体による ワークショップ・イベント】
① 美帆 - Miho –
★ライブペインティング『 響 』
和の音色に合わせて美帆の書が舞います。宮崎出身の三味線奏者・村上由宇月と
書家・美帆の初のコラボレーション。
日 時: 2019年2月24日(日) 14:00~ (約20分程度)
出演者: 美帆、村上由宇月(村上三絃道)
場 所: 5階展示室
*プロフィール:
宮崎県書道協会墨友会にて師範取得、文部大臣奨励賞受賞。伝統にとらわれる事
なく『文字』=『生』とし、躍動感あふれる文字本来の姿に迫る作風を展開。
パフォーマンスでは、ライブ感や躍動感を感じやすいよう生音を使用し、フランス、
メキシコ、アラブ首長国連邦等、国外を中心に活動。また、霧絵師・美呼との
共同作品を中心に、様々な空間での装飾や作品制作も行う。
② トンガリチーハ - Tongarichiiha –
★ワークショップ『 トンガリチーハとモビールつくり 』
カラフルな布を材料にかわいいオリジナルモビールを作ってみましょう。
日 時: 2019年3月2日(土) 10:30~12:30
参加費: 500円
場 所: 5階ロビー(予定)
定 員: 10名(小学生~大人)※小学生は保護者同伴
※事前申し込みが必要です【電話 0985-22-3115】
*プロフィール:
アーティストの兄の影響を受けながら育つ。小さいころから表現することが好きで、
いつの間にか立体作品を作るようになっていた。制作はほとんどを感覚に頼って
フリーハンドで作っていき、幼少の頃に友達に教えてもらった編み物も、なんとなく
編みながら制作に活かしている。
③ あわいや - Awaiya –
★パフォーマンス
『 あわいやゆらめきダンス –みんなでつながり感じ合って動き出す- 』
5階展示室を舞台に移動しながら、観客の皆さんと一体となって踊り(揺らぎ)ます。
日 時: 2019年3月3日(日) ①13:30~ ②15:30~ (約10分程度)
進行役: 徳永紫保(ダンスファシリテーター)
出演者: あわいやスタッフ・メンバー、鑑賞者の皆さま
場 所: 5階展示室
*プロフィール:
「あわい」とは、「媒介・あいだ・自己と他者・異界と現実界・時間と空間」を
示す言葉で、間を大事にする思いから人が集う空間・場の「あわいや」と名づける。
あわいやは、障がいのある方が、書や絵画、和紙作り、ダンス、音楽など様々な
表現を行う場で、自己実現と地域社会との交流を目指し、過程をしっかり感じ、
違いを認め合えるきっかけづくりを行うことを目的に活動している。
④ 池田和宏 - Ikeda Kazuhiro –
★ライブドローイング
会期中に作家が大きな白い画面をイラストで埋め尽くしていきます。
日 時: 不定期開催 ※作家が在廊中に行います
場 所: 5階展示室
*プロフィール:
2014年より職業イラストレーターとして本格的に始動。以降、商業イラストから
アート関連まで幅広く活動中。埼玉県出身、宮崎県在住。『2014“らくがき展”
(アート×バー アンテナ/宮崎)』、『2017“ドローイング展 SFファンタジーと
女の子”(Schildpatt Gallery/東京)』、『2018“イラストレーション展 Vol.1”
(UMKギャラリー/宮崎)』