世界的宝飾デザイナーが手掛けた、レオナルド・ダ・ヴィンチ 《最後の晩餐》をモティーフとしたジュエリー作品を日本初公開!
芸術の煌めきは往々にして時空を超え、過去から次代へと受け継がれるなかで史的な系譜をかたちづくります。
ミラノを拠点に国際的な活躍を見せる宝飾デザイナー、ジュリオ・マンフレディは2011年、イタリア文化財・文化活動省からの依頼に基づき、ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチによる傑作《最後の晩餐》(ミラノ、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院)をモティーフとした連作を発表しました。レオナルドの壁画に描かれたのは、イエス・キリストを囲むようにテーブルに座す12人の愛弟子たち。この美術史上に燦然と輝く名画との対話を通じて、そしてレオナルドに関する研究や思索の結果として、マンフレディは12+1点の作品を制作しました。すなわち数多くの宝石や貴金属を用いつつ、イエスと12使徒それぞれを表すジュエリーを《最後の晩餐》の芸術的な解釈として提示したのです。
本展は、イタリアで高い評価を得たこの連作プロジェクトを日本で初めて紹介する場となります。金細工の伝統的な技術を駆使し、そこに現代的なアイディアや独創性を吹き込んだマンフレディのジュエリーが放つ煌めきをぜひご堪能ください。
アートボランティアによるギャラリートーク(展示解説)
日時:毎月第3土曜日 14:00~14:20 ※1月21日(土)は15:00〜15:20
当館のアートボランティアが、作品について分かりやすく解説します。(常設展示室)