鹿島市出身の日本画家 岩永京吉さん(大正6年~平成23年)の作品を紹介します。
岩永さんは、鹿島村に生まれ、東京美術学校(現在の東京芸術大学)を卒業しました。そして、長野県の中学校勤務を皮切りに、65歳で佐賀大学を退官するまで、美術教師として多くの生徒を育てられました。
その間には、第二次世界大戦で招集され、捕虜生活を送ったこともありました。
また、岩永さんは生涯を通して制作活動を続け、日展や日春展などで数多く入選されています。依頼されて作品を制作したこともありました。
今回は、依頼された「宿題(作品制作)」にどのように取り組まれたのか、3期に分けて紹介します。
第1期は、鹿島市古枝の興善院から依頼を受けた涅槃図の下図や戦時中のスケッチなどを展示します。
【第1期】1月 4日(水) ~ 1月29日(日)
【第2期】1月31日(火) ~ 2月26日(日)
【第3期】2月28日(火) ~ 3月30日(木)
■ギャラリートーク
日 時: 1月28日(土)10時~12時
講 師: 石川 宗晴さん(岩永京吉美術館 館長)
場 所: 吉田能舞台(鹿島市大字中村2193-28)
※要事前申込。エイブル2階事務局か電話(0954-63-2138)で受け付けています。
※新型コロナウイルス感染状況によっては、変更になる場合があります。
また岩永京吉美術館では、「人生の宿題~京吉画業に訪れた宿題~」開催中です。涅槃図の本紙は1月27日(金)まで公開されています。
★岩永京吉美術館(鹿島市大字高津原565-1 TEL:0954-62-2824)