2017年、Bunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展を開催し、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター(1923-2013)。1950年代からニューヨークでファッション・フォトグラファーとして華々しく活躍しながら1980年代に商業写真から退き、表舞台から姿を消した彼を、忘却の世界から再び呼び戻したのは2006年、ドイツのシュタイデル社から出版された『Early Color』でした。そのカラー作品は世界的な反響を呼び、当時すでに80歳を超えていたソール・ライターにとって、写真界への実質的な第2のデビューとなりました。
2013年、89歳でソール・ライターがこの世を去った後、40年以上にわたって彼の最愛の住処でありアトリエでもあったニューヨーク・イーストヴィレッジのアパートには、膨大な作品が未整理のまま残されました。
今回の展覧会では、2017年の展覧会開催以降に、まさに“宝の山”のような未整理資料から発掘された未発表作品を紹介するとともに、一人の写真家の生涯にわたるアーカイブを通して、ソール・ライターの創作の秘密に迫ります。
【関連イベント】
特別上映会「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」
(2012年/イギリス・アメリカ/本編1時間18分)
日本語字幕:柴田元幸 配給:テレビマンユニオン
日時:①2023年2月4日(土)13:00〜14:30 ※開場12:30
②2023年2月5日(日)12:30〜14:00 ※開場12:00
開場:福岡市美術館1F ミュージアムホール
参加料:各回とも1人500円(税込) ※展覧会チケットの提示が必要となります(半券可)
定員:各回とも180人
当日先着受付/定員になり次第終了/未就学児の入場不可