〈国立美術館 コレクション・プラス〉
鴨居玲のスペイン時代
―スペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラの作品とともに
長崎県美術館
鴨居玲《廃兵》1974~1976 年 油彩・カンヴァス 長崎県美術館蔵

戦後の日本洋画壇において異色の存在感を放ち、今なお熱心なファンを獲得し続ける画家・ 鴨居玲(1928-1985)。鴨居玲は父親の故郷である長崎県北松浦郡田平村(現・平戸市田平町)に本籍を持っていました。

鴨居は1971年2月から3年8か月間にわたってスペインに滞在します。滞在中何度もマドリードのプラド美術館に通うなかで出会ったのがスペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラでした。鴨居はリベーラの「光と闇」の表現に魅了され、多くを学習していきます。

これまでも鴨居とリベーラの親和性については何度も語られてきましたが、実際に両画家の作品が同じ空間で展示されたことはありません。初の試みとなる本展では、国立西洋美術館から特別に借用したリベーラの《哲学者クラテース》と、当館所蔵の鴨居のスペイン時代の作品とが一堂に会します。

なお本展は、国立美術館と国立アートリサーチセンターが新たに開始した「国立美術館コレクション・プラス」のプレ事業となります。

■「国立美術館 コレクション・プラス」とは
各地の美術館と連携し、そのコレクション展示をより充実したものとすることを目指して、国立美術館と国立アートリサーチセンターが新たに開始した事業です。

開催情報
日程
時間
10:00~20:00(最終入場 19:30)
備考
会場:常設展示室第4室
休館日:2023年4月10日(月)、24日(月)、5月8日(月)、22日(月)
会場
長崎県美術館 

 850-0862 長崎県長崎市出島町2番1号

料金
一般:420(340)円、大学生・70歳以上:310(250)円、小中高生:210(170)円
◎( )内は 15 名以上の団体料金。
◎長崎県内在住の小・中学生は無料。
◎学校行事の一環として、長崎県内の小・中・高・特別支援学校生が利用する場合は、引率の教員を含め、無料。
◎身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、 特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証提示者及び介護者1名は無料。
主催
主 催:長崎県、長崎県美術館
特別協力:国立西洋美術館、国立アートリサーチセンター
後援:スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京、在福岡スペイン国名誉領事館、長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎新聞社、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、NHK長崎放送局、NBC長崎放送、KTNテレビ長崎、NCC長崎文化放送、NIB長崎国際テレビ、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
Webサイト
http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/880
お問い合わせ
長崎県美術館
〒850-0862 長崎市出島町2番1号
TEL:095-833-2110
FAX:095-833-2115
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