本展では、異なる時代の媒介者たちが一堂に会し、筑豊という土地に目を向けます。
筑豊は、訪れる表現者たちに「なにを写し、なにを描き、なにを伝えるべきか」を問いかけてきました。その問いはやがて、表現の手法や題材にとどまらず、「絵とはなにか」「表現者とはなにか」という根源的な問いへとつながっていきます。
1950年代、富山妙子は鉱山に関心を寄せて筑豊を訪れ、人々を取材するなかで、表現しきれないほど複雑な現実を目の当たりにしました。1960年代になると、永末十四雄や上野英信、菊畑茂久馬が山本作兵衛に出会い、その功績を世に広めようと奔走します。なかでも上野と菊畑は、模写が記録を残す有効な手段であることに気づき、その方法をとおして後世に伝えるべき作品を見出しました。
半世紀を経た現在、初公開となる素描や手紙からは、表現者たちの結びつきが鮮やかに浮かび上がります。
また、筑豊のこれまでの歩みに着想を得て、現代の作家たちが身を置き、対話を重ねるなかで生み出された表現も紹介します。
音楽、映像、写真、模写、素描といった多様な表現が織りなす物語をとおして、姿や形を変えながらも繰り返し「うつされてきた」筑豊の歩みを、ご覧いただければ幸いです。
参加アーティスト
◇出品作家◇
・大洲 大作(おおず だいさく)
・菊畑 茂久馬(きくはた もくま)
・黒田 征太郎(くろだ せいたろう)
・富山 妙子(とみやま たえこ)
・中尾 美園(なかお みえん)
・広川 泰士(ひろかわ たいし)
・本橋 成一(もとはし せいいち)
・山内 光枝(やまうち てるえ)
・笹久保 伸(ささくぼ しん)
・山口 勲(やまぐち いさお)
・山本作兵衛(やまもと さくべい)
・大洲 大作(おおず だいさく)
・菊畑 茂久馬(きくはた もくま)
・黒田 征太郎(くろだ せいたろう)
・富山 妙子(とみやま たえこ)
・中尾 美園(なかお みえん)
・広川 泰士(ひろかわ たいし)
・本橋 成一(もとはし せいいち)
・山内 光枝(やまうち てるえ)
・笹久保 伸(ささくぼ しん)
・山口 勲(やまぐち いさお)
・山本作兵衛(やまもと さくべい)
開催情報
- 日程
- –
- 時間
- 9:30〜17:30(入館 17:00まで)
- 備考
- 休館日:毎週月曜日(ただし1月12日(月・祝)は開館し、1月13日(火)は休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
- 会場
- 田川市美術館
8250016 福岡県田川市新町11-56
- 料金
- 一般 800円(700円)/高大生 400円(300円)/小中生 200円(100円)
※未就学児無料 ※土曜日は高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体および田川市在住者[要身分証明書]の料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名無料
- 主催
- 田川市美術館
- Webサイト
- https://tagawa-art.jp/
- お問い合わせ
- 田川市美術館
TEL0947-42-6161

