福岡県宗像市出身の浦川大志(1994-)は、高校在学中から作品発表を始め、国内各地で作品発表やコミッションワークを行ってきた、福岡を代表する若手アーティストのひとりです。デジタルネイティブ世代ならではの感覚と、絵を描くというアナログな手仕事への執着が共存する浦川の絵画作品は、インターネット以後の世界における「風景を見る」体験のリアリティに迫っています。浦川が美術館で初めて開催する個展となる本展では、新作の絵画をはじめ、過去作、近年の代表作を紹介します。
公開制作
企画展開幕から1 月末まで、展示室ロビーにある横幅13m の壁面で公開制作を行います。完成した壁画は、令和10 年12 月末までの3 年間にわたり展示します。
制作期間:令和8 年1 月6 日(火)~ 1 月末(予定)
会場:2階コレクション展示室 展示室ロビー壁面
※開館時間中にのみご覧いただけます。
※コレクション展観覧券が必要です。
関連イベント
1. 作家によるギャラリートーク
作家・浦川大志がこれまでの活動や作品について語ります。
日時:令和8 年2 月7 日(土) 午後2 時~3 時
会場:2 階コレクション展示室 近現代美術室B
講師:浦川大志
2. つきなみ講座2 月
企画展「浦川大志個展 スプリット・アイランド」ギャラリートーク
本展会場を巡りながら、担当学芸員が作家の活動や展覧会のみどころについてご紹介します。
※1、2ともに聴講にはコレクション展観覧券が必要です。(事前予約不要)
日時:令和8 年2 月21 日(土) 午後2 時~3 時
会場: 2 階コレクション展示室 近現代美術室B
講師:忠あゆみ(当館学芸員)
※1、2ともに聴講にはコレクション展観覧券が必要です。(事前予約不要)
【田中千智《生きている壁画》は年内で公開終了 】
現在、展示室ロビー壁面に展示している作品は、福岡の画家・田中千智が、企画展「田中千智展 地平線と道」(令和5 年1 月5 日~3 月21 日)の一部として制作した壁画で、令和5 年から3 年にわたり、公開制作を行い、今年1 月に完成させたものです。田中千智《生きている壁画》の公開は令和7 年12月27 日(土)までとなります。公開終了前に、ぜひ今一度ご覧ください。

