このたびkenakianでは、坂口寛敏氏による個展を開催いたします。
本展覧会では、ドローイング/素描を礎とする絵画や
佐賀での滞在制作による作品が展示されます。
ぜひ会場にて作品空間をご体感ください。
ご来場をお待ちしております。
無から時空が生まれ、宇宙の拡張が始まった。
何も無い状態から何かが発生する創造空間とは如何なるものなのか?
私は画布にガスバーナーの炎をあてて焦がしながら描き始める。
熱エネルギーを受けて画面が変容していく。
物質が熱エネルギーの作用により流動的で循環可能な状態になる。
草原が焼かれ黒土と化した地面から力強く植物が芽吹き緑の草原へと
移り変っていく。何かが生まれる発生の場に私は接続していたい。
kenakianのある佐賀市と私が生まれ育った福岡市は、脊振山地を分水嶺として、
北側は玄海灘であり、佐賀の南側は有明海に接続する。
福岡側の糸島海岸や佐賀の虹の松原海岸は、白砂の渚で、
2023年1月その浜でドローイングの映像作品を作った。
7月には泥の有明海でムツゴロー的ドローイングを計画している。
坂口 寛敏
アーティストトーク+座談会|7月22日(土)17:00 より