現代美術家・ヤマガミユキヒロは、世界各所を訪れ、日常で見慣れた風景を鉛筆で描画し、そこに同一視点から撮影した映像を投影する絵画と映像を融合させた独自の手法で、その地の歴史や時間、記憶を表現しています。
佐賀県では2015年より佐賀市や有田町、武雄市、唐津市などに滞在し、数多くの作品を創作してきました。 今回は多久市市制施行70周年記念として、これまで京都と札幌でしか公演されていない能楽と現代美術が融合したヤマガミの代表作“noh play”を特別に上演します。また、京都の実力派能楽師 林宗一郎を招き、豪華キャストでお届けします。
ヤマガミユキヒロと能楽の世界観があわさった、圧倒的な静寂空間をお楽しみください。
■noh playとは
noh playは2014年よりスタートした京都の観世流能楽師 林宗一郎と現代美術家 ヤマガミユキヒロとで始めたコラボレーション・プロジェクトで、お能の魅力である「夢と現」の世界感をヤマガミユキヒロの作品を通し、映像や音響などのテクノロジーを使い現代的に幽玄を表現しているパフォーマンスです。