風を動力源としてオランダの砂浜を歩く「ストランドビースト」。 オランダ語で砂浜を意味する「ストランド」と「ビースト(生命体)」を合わせて名付けられた造形作品です。オランダの造形作家、テオ・ヤンセン(1948 ~ )によって、故国の海面上昇問題を解決できないかという発想をもとに生み出されました。ストランドビーストは、プラスチックのチューブを骨格の主な構成材料とし、歩行するだけでなく方向転換などの機能を備え、様々な環境に適応するべく進化を続けています。物理工学を基盤としたビーストの動きは滑らかで、まるで生きもののようです。
科学と芸術を融合させ、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」とも称されるテオ・ヤンセンの近作までのビースト 14 体と、その発想の過程やビーストの進化を、映像、スケッチ、試作品などの資料とともに紹介します。ヤンセンの作り出す迫力に満ちた世界をお楽しみください。
- リ・アニメーション
スタッフが操作してストランドビーストを動かします。
●会期中
(時間は当館ホームページ及び SNS でご確認ください)
●要観覧料・申込不要 - ビーストを楽しむツアー
テオの発想の軌跡とビーストたちの進化をわかりやすく解説します。
● 7 月 28 日(日)、8 月 4 日(日)、21 日(水)、31 日(土)
13:30 ~ 14:00
●要観覧料・申込不要 - ミニビースト レース
風の力で動くストランドビーストの小さな模型を使ってタイムレースを行います。
●会期中の土曜日、日曜日(①11:00、②13:00)
●展示会場内特設コーナー
●要観覧料・申込不要 - 見て・作って・動かす
風で動く「おもちゃ」を作ろう
展覧会を観覧した後に簡単な工作を体験しましょう。
●8 月 14 日(水) 10:00 ~ 16:00
●展示会場出口にて希望者に参加券を配布(先着 60 名)
●美術館1Fアトリエ3 ●詳細はホームページ・SNS で案内