愛ってなんだ展 Ⅲ
宮野英治、瑛太親子でつくる絵本展―“愛とは何か”を探す旅
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本展は、「愛」をテーマにした展覧会です。牛島光太郎氏、山田春美氏に続く第3回目として、北九州で美術家として活動する宮野英治氏と、その息子の瑛太さんによる「「愛ってなんだ展Ⅲ」宮野英治・漢瑛太 親子で作る絵本展“愛とは何か”を探す旅」を開催いたします。

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「愛ってなんだ?」宣言

2011年9月14日、私は父となった。その夜、自分が欲しかったような父親になろう、そう決めた。……………が、だ! 子育てはそう思い通りにはいかない。気付けば感情的に怒ってばかり。理想の父親には程遠く、「世の中そんなものだ」と自分に言い聞かせながらも、落ち込む日々。

そんなこんなで12年半、私は息子と自分のために何ができたのだろうか。これから何ができるのだろう。そんな私には一つの思いがあった。

「小学校6年生になったら、息子と一緒に二人展をしよう」。きっかけは、息子が生まれたばかりの頃、ある大事な友人から聞いた話だった。その友人は、父として子育てに真摯に向き合う、私にとって子育ての師匠のような存在なのだが(以下、師匠)、師匠は、父として自分ができることを考えた末、共に行動しやすい小学生のうちに息子さんと二人で屋久島登山を決めた。素晴らしいのはそのプロセスで、6年時の登山に向けて、前年から毎日共にスクワットに取り組んだり、休日に二人で近場の登山に行ったりしたそうだ。屋久島登山は目的でもあり、息子さんと向き合う手段でもあったのだと思う。

じゃあ自分が、と考えた時、息子とやりたいことは一つだった。「二人で展覧会をしよう!」。そうしてこのプロジェクトをスタートさせた。 今回の展示、作品自体は「愛ってなんだ」に対するアンサーにはなっていないかもしれない。でも、この取組そのものが“愛とは何か”を探す旅そのものなのだと思う。・・・・・・多分。

父:宮野英治

 

父から一緒に展示をしようと言われた。何をすればいいのかな、と思った。お話をつくることになったが、ちゃんとつくれるか不安だったし、ちょっと面倒くさかったけど、せっかくつくるのなら、面白くて読みたくなる話にしたい。

これまで、父の展示の手伝いをしてきた。

二人での展示もたくさんの人に見に来てもらえる展示 にしたい。

息子:宮野瑛太

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参加アーティスト
宮野英治 Miyano Eiji
1971年北九州市生まれ。多摩美術大学卒業。「人間とは何か」という根源的な問いに対し、思索、表現を繰り返す。 人をモチーフとし、版表現、ドローイング、インスタレーショ ンを中心に発表。個と集団、個と個、己と他者の関係性を作品として可視化し見つめ直す。今回の展示では、作画と 印刷・製本を担当。

宮野瑛太 Miyano Eita
2011年北九州市生まれ。現在、中学一年生。野球と猫をこよなく愛する。小さい頃から父が展示を行う際には、搬入や搬出を手伝い、会期中もよく会場に立ち合ってきた。今回 は初めて表現する側として、勇気を出して参加。展示では、作画とおはなしづくりと印刷・製本を担当。
開催情報
日程
時間
11:00〜17:00
備考
定休日:火・水・木
※8月6日(火)イベント開催のためオープン
会場
gallery cobaco 

 838-0024 福岡県朝倉市牛鶴109

料金
無料
主催
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Webサイト
https://gallerycobaco.com/
お問い合わせ
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TEL:0946-22-3490
(定休日:火・水・木)
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