美人画とは、女性の美しさを主題にした絵画のジャンルのひとつで、そのすがたを通して、四季の風景や当時の生活、文化などが描かれ、大正から昭和初期にかけて黄金期を迎えました。
この特別展は、国内有数の美人画コレクションと、行橋市増田美術館(ますび)の所蔵作品のコラボレーション企画です。
今回、コラボレーションする培広庵コレクションは、そのもっとも輝きを放った時代の美人画を中心に収集したものです。本展覧会では2つのコレクションの中から、気品漂う美人画を描いた上村松園や、舞踏画を得意とした山川秀峰、大正ロマンの画家・詩人として知られる竹久夢二など、日本画家たちの作品をご紹介します。培広庵コレクションから42点、増田コレクションから10点を「文学・歴史」「芸事・芸能」「四季折々の情景」などのテーマでご覧いただきます。
明治から昭和にかけて描かれた、多彩な美の姿をお楽しみください。