※(5/25追記)「第103回佐賀美術協会展」、「第45回佐賀県書作家協会展」の中止に伴い、6月9日から再開し延長して開催します。
今回の佐賀県立美術館のコレクション展では、佐賀に生まれ、近~現代に活躍をした三人の日本画家を紹介します。佐賀県は岡田三郎助をはじめとした洋画家たちの名がよく知られていますが、日本画においてもすぐれて個性的な画家が誕生しています。
池田幸太郎(1895~1976)は岡田三郎助が主宰する本郷洋画研究所で人体デッサンを学び、後に抒情的な東京風景を描き帝展に出品、高く評価されました。野口謙次郎(1898~1947)は塩田町出身で東京美術学校に学び、風景画を得意としました。昭和9年の帝展で特選を受けた実力派です。立石春美(1908~1994)は美人画の大家・伊東深水に師事し、日本の正統的な美人画の流れを汲んだ「最後の美人画家」と称されます。その清楚で美しい画風は、現在も高い人気を誇っています。
美術館所蔵のコレクションから、代表作、名品を展示します。久しぶりの日本画の特集です。どうぞじっくり御鑑賞ください。