田中達也は、ジオラマ用人形と日用品で作り出す「見立て」で構成される、ある種の日常風景のミニチュア写真作品を毎日発表しています。
その作品は、SNSを通じて世界中で瞬時に共有され、文化も世代も違う、たくさんの人々を楽しませ続けています。
本展では、近年の代表的な写真作品約120点のほか、約50点のミニチュア立体作品を展示。
熊本で江戸時代からいまに続く市民文化「つくりもん」の系譜を思わせるような「優しい笑い」と「時事性」をたっぷり盛り込んだ作品で、(勤勉で)ユニークな表現者として活躍する田中達也の魅力と秘密を紹介する展覧会です。
会場には、動くミニチュア作品や、熊本をテーマにした本展限定の新作も登場!田中達也のミニチュアの世界に入り込んだようなスペシャル・フォトスポットも!
作品画像:田中達也《掘っても掘っても止まらない食欲》2017年 ©Tatsuya Tanaka
田中達也(たなかたつや)
ミニチュア写真家・見立て作家。1981年熊本県生まれ。2011年から日用品とジオラマ用人形をモチーフにして、日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」をインターネット上で発表し、驚異的なことに、現在もなお毎日更新・新作を発表。2017年、NHKの朝ドラ「ひよっこ」のオープニング映像で一躍注目を集める。田中のInstagramのフォロワー数は270万人を超えており、SNSという新しいメディアと時流にフィットした最新の表現者のひとり。