江戸時代を通しておよそ250年間、久留米藩21万石を治めた大名有馬家。初代藩主・有馬豊氏が初めて久留米城に入ってから、2021年で400年の節目を迎えます。
本展では、象牙や銀などの贅沢な素材で精巧に作られた、有馬家伝来の人形や調度品を一堂に公開します。雛人形をはじめとする極小の人形たちは、表情豊かで生命感にあふれ、大名家にふさわしく華やかに作られた調度品はまさに〝春爛漫〟また、久留米が生んだ偉大な発明家田中久重の手による貴重なからくり人形「弓曳き童子」・「文字書き人形」や、味わい深い郷土玩具が揃う小野コレクションも紹介します。個性あふれる人形たちの競演をお楽しみください。