三菱地所アルティアム(イムズ8F)、 イムズプラザ(イムズB2F) 2会場開催!
本展は、2021年8月31日に閉館を迎えるイムズと三菱地所アルティアムにとって、最後の創業記念日4月12日を飾る特別な展覧会です。再開発の渦中である福岡・天神で、2人の人気写真家が街とその街にかかわる人々を撮影しました。
こどもから大人、そして著名人まで被写体の飾らない姿を、絶妙な距離感とタイミングで切り取る共通点をもちながら、全く異なる作風をみせる2人。梅佳代の作品は、独自の観察眼と客観的な視点で、何気ない日常の瞬間を切り取り、被写体のありのままの魅力を引き出します。そんな梅は、天神の街を行き交う人や働く人を撮影しました。一方で、川島小鳥の作品は、ノスタルジーとみずみずしさが入り混じり、その眼差しや存在の曖昧さが、捉えどころのない感覚を抱かせます。今回、川島は、福岡に暮らすように滞在を重ね、街に溶け込み人や風景を撮影しました。
2人の作品をアートディレクターとして魅力的に展開するのは、これまで梅と川島の写真集や展覧会を手がけてきた祖父江慎。第一線で活躍を続ける写真家2人の撮り下ろし作品が、同じ空間で対面する貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
関連情報
◯スペシャルトーク 梅佳代×川島小鳥×祖父江慎
本展のエピソードなどを親交のある3人で繰り広げます。
日時:3月20日(土・祝) 開場13:15 開演14:00~(90分程度)
会場:イムズホール(イムズ9F)
参加費:1,000円
定員:150名(自由席)
申込:3月2日(火)より受付開始。イムズWebサイト内お申し込みフォームから。
トークに関するお問い合わせ:イムズTEL092-733-2001
※状況により変更・中止する場合がございます。
トークイベントの変更・中止は、イムズのWebサイトでお知らせします。
◯ポストカード付き特別チケット
梅佳代と川島小鳥による撮り下ろし写真のポストカード(4枚組)が付いた特別チケットです。
前売:一般600円、学生500円(2/20~3/19チケットぴあで販売)
当日:一般700円、学生600円(3/20~アルティアム受付で販売)
※限定枚数販売の為、なくなり次第終了。ポストカードは非売品です。
※前売は、チケットぴあ(Pコード:685-547)でご購入ください。
ポストカードの引き換えは会期中に、アルティアム受付でおこないます。
前売券を紛失・お忘れの場合は、引き換えできません。
※当日券はアルティアム受付でご購入ください。
◯併設ショップ
本展会期中、アルティアム併設のアートショップ・ドットジーにて、写真集等を販売します。
参加アーティスト
梅佳代(うめかよ) 写真家
1981年石川県生まれ。写真集『うめめ』(リトルモア、2006)で、第32回木村伊兵衛写真賞を受賞。その他の主な写真集に、『男子』(リトルモア、2007)、『じいちゃんさま』(リトルモア、2008)、『白い犬』(新潮社、2016)、『ナスカイ』(亜紀書房、2017)、共著『うめ版新明解国語辞典×梅佳代』(三省堂、2007)など。主な個展に「梅佳代展UMEKAYO」(東京オペラシティアートギャラリー、2013)など。三菱地所アルティアムでは、2008年に「梅佳代スーパーシャッターチャンス祭りinFUKUOKA」を開催。
川島小鳥(かわしまことり) 写真家
1980年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。写真集『未来ちゃん』(ナナロク社、2011)で第42回講談社出版文化賞写真賞、『明星』(ナナロク社、2014)で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。その他の主な写真集に、『BABYBABY』(新風舎のちに学研で復刻、2007)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(ナナロク社、2014)、『おはようもしもしあいしてる』(CCCアートラボ、2020)など。主な個展に「川島小鳥展境界線で遊ぶ」(金津創作の森、2017)など。三菱地所アルティアムでは、2015年に「川島小鳥+谷川俊太郎|おやすみ神たち」を開催。
本展アートディレクター
祖父江慎(そぶえしん) グラフィックデザイナー/アートディレクター
1959年愛知県生まれ。コズフィッシュ代表。すべての印刷されたものに対する並はずれた「うっとり力」をもって、日本のブックデザインの最前線で、小説、漫画、絵本、写真集など幅広いジャンルを手がけている。梅佳代の『じいちゃんさま』、川島小鳥の『未来ちゃん』などを手がけている。