EUREKAでは4月3日(土)より井上絢子「So Close,Yet So Far Away」を開催いたします。
心がざわめいて、思わず息を吸う。空気が満ちて冷たく濃くなり、音が消える、この感覚。
一瞬の胸苦しさ、頭の中を静かにする、これを留めて置く、と思う。
こぼさないように、貼り付けるように、絵の具を置く、余白を覆う、空白を残す。
見えるものを写し取るのではなく、手を動かすから見えてくる。
繋がっていく、繋がっていくことがわかっていく。
井上絢子
井上絢子は1985年福岡県生まれ。現在、横浜市を拠点に活動しています。
今私たちが生きている、移ろいやすい世界の中で、自分にとって絵を描くことがどういうことなのかを考察する井上。自分も絶えず変化していき、様々な取り巻くものもそれぞれ変質していく。その中でものを見て、描く。静かな息づかいが聞こえてくるようです。
福岡での6年ぶりの個展。今年描いた新作を中心に展示いたします。
井上絢子(Ayoko Inoue)
1985福岡市生まれ。2007 佐賀大学文化教育学部美術・工芸課程 卒業。大学在学中から福岡を拠点に活動し、個展、グループ展開催多数。2016年から現在まで横浜市在住。
近年の主な活動として、2016年、グループ展『Local Prospects2』〈三菱地所アルティアム・福岡〉。『黄金町バザール2016』〈黄金町エリアマネジメントセンター・神奈川〉2017年、個展『色彩、感情、忘れ残し』〈日本橋三越本店アートスポット・東京〉2020年、個展『すべてのひとひら』〈ギャルリーパリ・神奈川〉など。