展覧会をより立体的に捉える関連イベントを追加開催
日本初公開を含む、ホー・ツーニェンの作品上映が決定!
山口情報芸術センター[YCAM]では、現在開催中のホー・ツーニェンによる展覧会「ヴォイス・オブ・ヴォイド―虚無の声」に関連して、ホーの初期作品から近作を上映する「ホー・ツーニェン映像作品選」を開催します。
ホーは、アジアの伝承や歴史を紐解き、そこに孕む矛盾や複雑さを描き出すシンガポール出身のアーティストです。現在開催中の展覧会では、1930年代から40年代の日本の思想界で大きな影響力を持った「京都学派」を題材とした、YCAMとのコラボレーションによる、VR(ヴァーチャル・リアリティ)とアニメーションの新作の映像インスタレーションを発表しています。
本イベントで上映する映像作品は、《ウタマ―歴史に現れたる名はすべて我なり》、《名のない人》、《名をもつ人》、《易経四十九卦(えききょうしじゅうきゅうか)》の4作品で、これらはどれも、アジアの歴史やその語られ方に対するアーティストの関心を示すもので日本初公開の作品も含まれます。
上映を通じて、展覧会にも通底する彼の歴史へのアプローチを鑑賞と合わせてこの機会にご覧ください。