私は1983年以後、群馬に住んでいる。自分が住んでいる群馬で見つけられる素材、、地域の歴史、人物、風景、事件、生産物、ホームセンターで売られているものなどを表現の素材として使ってきた。自分にとってリアルな感覚を生み出せるものと関わり表現をやることが、さらなるリアルさを生み出すと考えているからだ。表現はリアルな感覚を伴うものでなければ、表現とは言えないと私は考えている。無論ヴィトゲンシュタインのような分析を行えば、そういうリアルも消滅してしまうのだが、このリアルさこそが想像力を引き立てる源泉だと思える、自分の経験からあえて自分の生活空間、時間、場所にこだわって表現へと向かっている。自分なりのリアルにこだわる、これが私のダダになるのだ。− 白川昌生
◇パフォーマンス+アーティストトーク
1月8日(土)16:00〜18:00 場所|kenakian
(同日18:00〜 オープニング レセプション)