脊振山地や多良岳、広大な佐賀平野やクリークなど、私たちの身の回りの自然にはたくさんのいきものがいます。しかし、これら私たちと暮らす身近ないきものであっても目にしたことがない、よく知らない存在も多いのではないでしょうか。
この展覧会では、佐賀県で15年ぶりに記録されたヤマネ、絶滅してしまったニホンカワウソなど陸生哺乳類標本約30点、日本で佐賀県のみ分布が確認されているサクラジマイノデなど植物標本約10点、人との関係が深いオオウラギンヒョウモンなど昆虫標本約40点の他、最大全長約10mのサメであるカルカロクレスの歯や、牙を持つ海鳥の骨質歯鳥など約4000万年前~1800万年前(新生代)に暮らしていた過去のいきものの化石約250点を揃えて、佐賀のいきものの多様性や生態、私たちとの関わりについて紹介します。
ぜひご来館ください。
博物館・美術館セミナー
植物・昆虫編 令和4年3月19日(土曜日)
講師:佐賀自然史研究会 上赤 博文
佐賀県立博物館主任主査 山口真希子
演題:「生き物たちの生命の歴史」
哺乳類編 令和4年4月16日(土曜日)
講師:佐賀大学農学部准教授 徳田 誠
演題:「佐賀のヤマネがたどって来た道」
化石編 令和4年4月30日(土曜日)
講師:佐賀県立博物館主事 時貞雄成
時間:いずれも13時30分~15時(受付は13時から)
会場:佐賀県立美術館2階画廊
参加料:無料
事前申込:不要