デザイナーの皆川明(1967-)が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきました。
皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張しています。そのたゆまぬ歩みは、2020年に25周年を迎え、これからも続いていきます。
本展覧会の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものですが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもあります。多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、本展覧会では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示いたします。
ミナ ペルホネンと皆川明のものづくりとその思考をこれまでにない規模で紹介する本展覧会は、私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらすことでしょう。
関連イベント
「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」福岡会場の開催を記念して、下記関連イベントの開催を予定しています。
詳細は随時特設サイト(https://mina-tsuzuku.jp/)をご確認ください。
〇開幕記念トーク〈要予約〉
開幕初日に皆川明と建築家・田根剛のクロストークを予定しています。
日時:2022年4月23日(土) 14:00〜15:30
登壇者:ミナ ペルホネン・皆川明、建築家・田根剛 ※状況により皆川明の単独講演の可能性あり
会場:福岡市美術館1階 ミュージアムホール
定員:180名(要事前申込)
申込み締切: 4月9日(土)
※ただし、新型コロナウィルス感染症の拡大状況により、田根剛氏の海外渡航が困難な場合、皆川明氏の単独講演に変更となる可能性がございます。
〇ワークショップ 「自分でつくる 自分だけの柄」〈要予約〉
ミナ ペルホネンのテキスタイルデザイナー・田中景子と一緒に自分だけのオリジナルの柄をつくりませんか。
パターンとなる「原型」を作り、それらを連続(リピート)させ模様を作ります。色の組み合わせ、配置のバランス次第で
様々な柄ができあがります。
日時:2022年5月14日(土) ①10:30-12:00 ②13:30-15:00
講師:ミナ ペルホネン・田中景子
会場:福岡市美術館1階 アートスタジオ
定員:各回20名(要事前申込)
申込み締切: 4月28日(木)
当日ご持参いただきたいもの:自然のモチーフ、好きな柄や雑誌の切り抜き、自分で描いた絵など柄にしたいもの
※ペンや色鉛筆等は準備しますが、お好きな筆記具を持参いただいても構いません。
〇クロストーク 皆川明×中村好文〈要予約〉
日時:2022年5月15日(日) 14:00〜15:30
登壇者:ミナ ペルホネン・皆川明、建築家・中村好文
会場:福岡市美術館1階 ミュージアムホール
定員:180名(要事前申込)
申込み締切: 4月28日(木)
- 応募方法
webサイト「アルトネ」で2月15日(火)より受付開始。
アルトネイベント申し込みページ https://fihb.f.msgs.jp/webapp/form/22521_fihb_225/index.do
※参加無料
※参加には「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」のチケット半券又はARTNEチケットオンラインのQRコード(使用後でも可)
が必要です。
※応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
※当選者の発表は当選メールをもってかえさせていただきます。
※応募の際にいただいた個人情報は、本イベントの連絡のみに使用いたします。
〈お問合せ:関連イベントに関して〉
西日本新聞イベントサービス TEL 092-711-5491(平日9:30〜17:30)
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況によって、展覧会および関連イベントに変更が生じる場合があります。ご了承ください。