つくり手とつかい手の新しい関係づくり。
佐賀のものをとおして見つける、豊かな暮らしの展覧会。
みんなでつくろう、地域ならではの豊かな暮らし
ニューノーマルは、佐賀のものを日々の暮らしに取り入れて、佐賀独自の豊かな暮らしを創造していくプロジェクトです。佐賀県産業労働部経営支援課が担う「平成30年度佐賀県伝統工芸品等プロモーション事業」として始まった本プロジェクトは、株式会社リパブリックと株式会社テツシンデザイン、そして筑後発の地域文化商社として幅広い活動を展開する株式会社うなぎの寝床の三社がチームを組み、佐賀のものづくり企業や生活者などと協働しながら推進しています。その成果発表展示を行います。
プロジェクトの趣旨
現代の暮らしに生きてこその地域文化や伝統工芸
佐賀には豊かな歴史に彩られた、個性豊かなものづくりの文化があります。しかし、地域のものや道具を普段の生活に活かしきれていないのが現状ではないでしょうか。佐賀のものづくりは、佐賀の風土や文化に寄り添って発展してきたもの。つまり、佐賀での生活に活用してこそその真価を発揮するはずです。このプロジェクトは、佐賀のものづくりとものづかいを橋渡しし、創造的で魅力的な暮らしのあり方を探ることを通じて、佐賀で暮らす誇りを高めることを目指しています。
つくり手とつかい手の分断を解消するには?
地域のものづくりはこれまでもっぱらつくり手目線で行われており、つくり手からつかい手へ、一方通行のコミュニケーションしかありませんでした。その分断を解消して双方向のコミュニケーション回路を生みだすために、本企画では、もののつくり手とつかい手、そして両者をつなぐ「一緒に考える人」がチームを組んで6つの研究会を立ち上げ、手を動かしながら創造的かつクロスカルチュラルな対話を進めてきました。
展示内容
平成30年度に始動した6つの研究会「たべる」「はたらく」「あそぶ」「くつろぐ」「いろどる」「おもいやる」の成果を、体験型展示で発表します。佐賀県庁1階のメイン会場には、伝統工芸品から産業素材、地域の山野草まで、佐賀のものを幅広く取り入れた暮らしを体験できるブースを用意しました。ブースそのものも佐賀の素材を中心に組み立てています。また、サガテレビ1階の販売会場では、伝統工芸品はもちろんのこと、佐賀の産業素材なども普段の生活に取り入れやすいように加工したパーツを販売予定です。さらに、6つの研究会それぞれが主催するワークショップを佐賀県各地で開催します。押花づくりや隠れ家作り、料理やもてなしをテーマとした企画を通して、佐賀で暮らす豊かさを発見する足がかりになるイベントです。
メイン会場は、佐賀県庁1階県民ホール。
販売会場は、サガテレビ1階 JONAI SQUARE内ショップ(佐賀市城内1-6-10)。
開館時間:9:30~19:00(月~木)、9:00~21:00(金)、10:30~21:00(土)、 10:00~18:00(日)