山口県立美術館開館40周年記念 下瀬信雄 天地結界
山口県立美術館

萩市在住の写真家、下瀬信雄(1944-)は、東京綜合写真専門学校で写真を学び、帰郷して家業の写真館を継いでからは、ふるさとの文化や風土を独自の視点で撮るスタンスを貫いてきました。萩の街並みや風景をとらえた最初の写真集『萩 HAGI』(1989年)は、私的な視点から街のたたずまいをみつめる感性が評価され日本写真協会新人賞を受賞。萩を題材とするシリーズは、さらに6×6センチの中判カメラで自然や風景をとらえた「凪のとき」、35ミリフィルムを用いた小型カメラによるスナップショットを集めた「風の中の日々」のシリーズへと展開していき、次作『萩の日々』(1998年)に結実しました。
また90年代初めごろからは、4×5インチの大判カメラを用いたモノクローム撮影で自然界の中に潜む境界にせまる、「結界」をテーマとするシリーズにも取り組み始めました。このシリーズから編まれた写真集『結界』(2014年)は、第34回土門拳賞を受賞、下瀬信雄のライフワークとなっています。
本展覧会では、「結界」シリーズを中心に、初期の作品から近年のカラー写真まで、写真家・下瀬信雄のこれまでの歩みをたどります。

【イベント】
「下瀬信雄によるギャラリートーク」
被写体のこと、カメラ等機材のこと、撮影秘話など、作家本人ならではのトークにご期待ください。
日時:6/29(土)14:00~(30分程度・申込不要)

 

 

 

参加アーティスト
下瀬信雄
開催情報
日程
時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
備考
毎月曜日※ただし6/3、7/1は開館
会場
山口県立美術館 

 753-0089 山口県山口市亀山町3-1

料金
一般1,200(1,000)円、シニア・学生1,000(800)円/18歳以下無料
※シニアは70歳以上の方、( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
※高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料。
※障害者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料。
主催
山口県立美術館、読売新聞社、KRY山口放送、萩市、萩市教育委員会
Webサイト
http://www.yma-shimose.com/
お問い合わせ
山口県立美術館 
山口県山口市亀山町3-1
083-925-7788
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