このたび、EUREKAでは、羽禰田清光「未完ノ遍在」を開催いたします。
羽禰田清光は、九州産業大学大学院を修了以後、福岡を拠点に活動しています。
これまで、身近な人物や風景を描きそこにある存在感や空間を表現してきましたが、ここ数年は柔らかい光の気配を感じる抽象的な絵画に変化してきました。
絵画における光の表現を追い求め、黒から白への繊細な層を重ねることで、深遠な光と空気感を放つ画面を描き出しています。
展示作品は、1m以上の大きさの新作を展示します。最大の作品は横幅4mに迫る大きさです。
たとえばそれが意味のない
詩のはじまりだとして
気の層を感ずる場所に身をおく。
眼が追う景よりも、
意識していない、この感覚の先に
実在しているモノ。
それに私は触れたい。
羽禰田清光