本展では、神社に伝わる刀の中でも特に、奉納された名刀に焦点をあててご紹介されています。
作刀の技術や文化は世界各地に存在していますが、中でも日本刀は一振にかかる工程の複雑さや、
刀匠たちの高度な技術力を駆使した精巧な作りから、絶大な称賛と評価を得ています。
日本において刀は、武器という側面だけでなく、三種の神器の一つに数えられるように、
聖なるもの、信仰の対象でもあり特別な存在でした。
文化芸術の聖地であり、令和ゆかりの地でもある太宰府で開催される本展を通して、
時代の移ろいの中で、様々な変遷をたどった名刀の歴史や伝承はもとより、
人々が神様に捧げた刀に託した想いと未来への祈りを感じていただければ幸いです。
会場:太宰府天満宮宝物殿第1展示室
<期間限定特別展示〉
「阿蘇神社復興支援よみがえった宝刀蛍丸」
会期:7月11日(木)~9月16日(月祝)