2017年12月8日、小城市在住の画家・林田龍信君が急逝しました。林田君は1979年から中学校の美術教師を務めながら、佐賀県はもとより九州の新進気鋭の作家として活躍しました。10年ほど前から、パーキンソン病を抱えながらも、その創作意欲は衰えることなく、多様に絵画表現を模索し続け、個展を開催し己の表現活動に邁進しました。1年前、志半ばにして他界しましたが、遺された多くの作品に林田君の絵に対する真摯な姿を見ることができます。彼が生まれ、育ててもらった小城の地で、多くの方々に林田龍信の作品と作家活動を知っていただきたく今回の展覧会を企画しました。
また1976年、私たちが林田君と共に創設した「黄美会」(おうびかい)【小城高校で金子剛先生に絵の指導を受けた者によるOB会】の43回目の展覧会を合わせて開催することで、林田君の遺志を受け継ぐこととしました。
多くの方々に林田君と私たちの作品をご高覧頂ければ幸いです。
展覧会実行委員長 中尾和紀
黄美会会長 古川昇平