様々な姿の女性を描くことは、日本美術における重要なテーマのひとつでした。古くは正倉院に伝わる《鳥毛立女屏風》から始まり、江戸時代には鈴木春信や鳥居清長などの浮世絵師たちが新時代の女性像を創出していきました。それらはいつしか「美人画」と呼ばれるようになり、大正時代には、文部省が主導する展覧会のなかでも「美人画室」という専用の展示室が設けられるほどになりました。
本展は、そのような江戸時代末期から昭和初期にかけて絶大な人気を博した「美人画」に注目する展覧会です。「ジャパン・ビューティー」展自体は、5年前の東京会場を皮切りに数県を巡回している企画ですが、長崎会場では大正時代に活躍した長崎出身の女性画家・栗原玉葉(くりはら・ぎょくよう 1883―1922)の作品も同時に展示します。現在ではその名を知る人すら少ない玉葉ですが、大正時代には「西の上村松園、東の栗原玉葉」と称され、多数の門弟が集まりました。今回の総出品数およそ130点のうち、現存する数少ない文部省美術展覧会入選作を含む約60点の玉葉作品を展示します。彼女の本名にちなんだ「綾」というサインの残された初期の作例から晩年にたどりついた文学性豊かな作品まで、関係資料などと共に玉葉の画業をひもといていきます。
開催情報
- 日程
- –
- 時間
- 10:00~18:00(最終入館30分前まで)
- 備考
- 期間中の休館日について
・毎月第3月曜日休館のため、12月17日(月)休館。
・12/27は展示替えの為16:00閉館。
- 会場
- 長崎歴史文化博物館
850-0007 長崎県長崎市立山1丁目1番1号
- 料金
- 一般 1,300円(1,000円)※常設展観覧料込み ※高校生以下無料
*( )は前売及び15名以上の団体、身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳持参者の料金 *長崎れきぶん友の会会員は無料
- 主催
- 主 催 長崎歴史文化博物館、NIB長崎国際テレビ
助 成 芸術文化振興基金、公益財団法人花王芸術・科学財団
企画協力 アートシステム
特別協力 朝比奈文庫
協 賛 エフエム長崎、ガーデンシティ東長崎、長崎銘菓クルス、天然温泉雲仙よか湯、はねぎ搾りの酒蔵吉田屋、株式会社J&Jヒューマンソリューションズ、JR九州サービスサポート株式会社
後 援 長崎県、長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、島原市教育委員会、雲仙市教育委員会、南島原市教育委員会、長崎県観光連盟、長崎国際観光コンベンション協会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、長崎新聞社、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、日本経済新聞社長崎支局、共同通信社長崎支局、NHK長崎放送局、長崎ケーブルメディア、長崎商工会議所、長崎県タクシー協会、長崎歴史文化協会、学校法人瓊浦学園、表千家同門会長崎県支部、茶道裏千家淡交会長崎支部、長崎いけばな連盟
- 注意事項
- 前売券発売所(販売は12月19日まで。20日以降は当日券のみとなります) チケットぴあ/セブン-イレブン(Pコード:769-417)、ローソンチケット(Lコード:83732)、セブンチケット(セブンコード:070-204)、CNプレイガイド、浜屋プレイガイド、S東美プレイガイド、紀伊國屋書店長崎店(夢彩都)、メトロ書店本店(アミュプラザ長崎)
- お問い合わせ
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