この度、太宰府天満宮宝物殿企画展示室では、菅原道真公を主人公として描くコミック『応天の門』展を開催します。
学問・文化芸術・至誠の神として親しまれる菅原道真公(天神さま)の御墓所の上に創建された太宰府天満宮は、1,100年以上の悠久の時の中で、天神信仰の聖地として、また全国12,000社の天満宮の総本宮として大切に守り伝えられ、内外から篤い崇敬を集めています。
菅原道真公を主人公として描くコミック『応天の門』は、若き天才と謳われた菅原道真公と京随一の歌人在原業平という二人が平安の世に起こる怪事件を次々と解決する歴史クライム・サスペンスで、平成25年(2013)から、新潮社『月刊コミックバンチ』にて幅広い年齢層に支持を受け好評連載中です。
今回の展覧会では、気鋭の灰原薬氏による原画や関連画、さらに灰原氏が太宰府に取材し、本展のために描き下ろした新作により、雅やかで幽玄な作品世界へと私たちを誘います。
また、同会期にて宝物殿第1、第2展示室では、太宰府天満宮に代々伝わる道真公ゆかりの品をはじめとする貴重な歴史的資料を一堂にご紹介します。