カメラをとおして出会う珈琲、紅茶、アート、それからアートでないいろんなもの 佐賀市柳町と白山商店街

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  • アバター   BY  伊藤恵子 主婦ライター・旅に出たい在宅ワーカー

見慣れた街なかも、スマホのカメラ片手に歩くと違って見えてくる。

ぽたり編集部では、2019年9月28日(土)に「写真をとる」演習を行いました。3グループに分かれて取材を行い、撮った写真をインスタグラムにアップして、写真家の関めぐみさんに講評していただく充実の企画。アートな喫茶店を訪問した、わたしたちcグループの街なかそぞろ歩きを、メンバーの一人の視点から紹介します。

歴史的建造物が並ぶ、情緒あふれる柳町の旧古賀家を出発。佐賀市中心部に残る貴重なアーケード街・白山アーケードに向かって歩きます。

いい天気。むしろ暑い。

「おじいちゃん、久しぶり」と声をかけたくなるえびすさん。白山アーケードの西側入口付近(エスプラッツ北東角)。

意外におしゃれ? 白山アーケードの天井。ステンドグラスをイメージしているのがわかる。

秘密の青い空間。

1軒目の取材先、トネリコに到着。創業1970年、老舗中の老舗喫茶店!

嬉しい心づかい。ヒノキの香りで癒される。

ほぼ常時作品が展示されている店内。このときは市丸未来先生の絵画教室の生徒さんの作品が展示されていました。写真は先生本人の作品。

奥に喫煙室。

この、ごっちゃり感。濃密な空間。喫煙者だけでここを独占できるとは贅沢な。

店を経営する岡野さん夫妻。来年は50周年。トネリコから巣立った佐賀ゆかりのアーティストの個展が続々開催されるとのこと。着々と準備が進んでいるそうです。

ビーフシチュー。肉と野菜の濃い旨み。冷房の効いた店内で食べると最高。このあと珈琲が。

店の中から、白山アーケードをのぞく。

白山アーケードから柳町に戻ります。佐賀市内に網の目のように張り巡らされたクリーク。石壁と石壁の間を水がたゆたいます。これは竹製の……ごみ受け?

エスプラッツ斜め向かいの建物。三角屋根が空に伸びる。

うれしの金賞堂さんの看板娘。夏日でも涼しい顔で。

柳町のメインストリートに入りました。小ぢんまりとしているけれど風情ある八坂神社。楠の大木が歴史を感じさせます。

2軒目の取材先は、紅茶専門店 紅葉(くれは)。白壁が眩しい。実は、出発地・旧古賀家の真向かいです。

店内はベルガモットオレンジの香りに包まれていました。店の奥で皮をむく作業中とのこと。おいしいアールグレイはこうして作られているんですね。ベルガモットオレンジの写真を撮らなかったのが残念。食用には適さないけれど、その香りは昔から珍重され、香水などに使われていたそうです。

店長の岡本さん。勢いよく注がれるお湯が茶葉の実力(味と香り)を最大限に引き出します。

私は特選伊勢紅茶を注文。ひとくちに紅茶といっても、渋いもの、すっきり軽い飲み口のもの、清涼感の強いものとさまざま。このお店では紅茶の個性にマッチする和菓子が添えられます。別々の紅茶を注文したグループメンバー3人それぞれに、違う和菓子が提供されるというこだわりぶり。イギリスへの輸出向けに作られた渋みが強い伊勢紅茶には、コクのある和菓子。卵を練り込んだ重みのある生地で栗とあんこが包まれています。

取材はここで終了。3時間かけて巡ったのがわずか2軒というのは、それだけこの2軒の居心地が良かったということ……で、大目に見てください。

目的もなくぶらぶら歩く。喫茶店でぼんやり過ごす。それも素敵だけれど、「カメラを構える」という心構えが加わると、目の感度が変わってくる。拾わなかったはずのものが次々自分のなかに転がりこんでくる不思議な感覚を、存分に味わいました。